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仮名の美、再発見

When Thu 05 Sep 1430
Where Miraikan Hall
What Japanese
Who Hisashi Iwai
今日の日本語テキストは、150年前のそれとは全く違う姿をしている。当時、出版は木版印刷によって行われていた。そこにある文字は、さまざまなサイズとプロポーションを持っており、それぞれ独自の特徴を備えている。さらに、仮名は常に連綿体、つまり文字同士はつながって書かれるものであった。この字形の多様性は、日本語テキストの表情を豊かにする。日本への近代活版印刷術導入により、仮名のあり方は新技術に適応するため、大きく変容した。かつて流麗な線で結びついていた文字は互いに切り離され、それぞれ一様に標準サイズである全角に収まるよう作り変えられた。これ以降、文字は正方形の中に個別にデザインされるものとなり、仮名はその姿を劇的に変えた。この原則は、今日のデジタルフォントにおいても変わっていない。全角を基本としたシステムは、組版演算を容易にし、日本語を横につづることを可能にするなど、効率面で重要な役割を果たしてきた。しかし、その便利さと引き換えに、仮名の伝統的な美しさは犠牲にされてきたと言えるのではないか。この講演では仮名文字の歴史を振り返り、その古典的な美を回復する可能性を探る。

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