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ファーディナンド・タインハートがチベット文字タイポグラフィに遺したもの

When Fri 06 Sep 0950
Where Innovation Hall
What Japanese
Who Jo De Baerdemaeker
ベルリンの活字彫刻師ファーディナンド・タインハート(1820〜1906年)は黎明期のサンセリフ書体のデザイナーとして認識されているが、彼がチベット文字や他の文字の印刷において重要な貢献をしていたことはほとんど知られていない。タインハートについての文献は乏しく、ドイツ語でも多くはない。今回の調査では彼の人生と仕事、特に彼のチベット文字のデザインと組版に焦点を当てる。彼が「ティベティーシュ(チベット文字)」と呼んだその書体は、チベット文字のウチェン体にとても忠実で、金属活字のなかでは最も成功したデザインといってよいだろう。1880年頃に作られて以来、このデザインは賞賛をもって受け入れられ、国外の印刷所や活字鋳造所にも広まっていき、世界中の印刷物に登場することになった。チベット文字の標準的な書体となり、そのデザインはパーソナルコンピュータの時代に至るまで直接的および間接的な影響を与え続けた。この講演では19世紀当時のヨーロッパの多言語組版の環境の中でファーディナンド・タインハートのチベット文字書体がいかに生まれ、その品質が今日のチベット文字デザインにおいても色褪せない点などから、彼の独創性とビジネス精神について新しい視点を提供する。

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